屋根のメンテナンス
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外出先からの帰りなどで、遠目から自分の家を見たときに「屋根が古くなって見た目が悪くなってきたなぁ・・・」「そろそろメンテナンスが必要かな?」と思った事はありませんか?
屋根も外壁と同様に塗装などのメンテナンスが必要です。自分では中々見えない部分になるので、知らずに手遅れになってしまう事もあります。では、どうしたら良いのでしょうか?
屋根のメンテナンスが必要な理由
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外壁の劣化具合は家の外に出て見ればわかりますが、屋根は簡単には見れません。一般の方が屋根に登るのも危険ですので、お勧めはしません。
雨風や太陽からの紫外線で外壁は劣化し、定期的なメンテナンスが必要になりますが、外壁以上に風雨や紫外線に晒されているのが屋根です。メンテナンスが必要無いわけがありません。
屋根のメンテナンスをしないままでいると、雨漏りなどのトラブルが発生することもあります。劣化が酷い場合、屋根を葺き替えしないといけなくなり、通常のメンテナンスに比べ高額な費用が掛かってしまします。
屋根のメンテナンスをするメリット
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①防錆性(ぼうせいせい)の向上
棟板金やトタン屋根など、金属部分へサビ止めを塗布し、錆(さび)の発生を抑えます。
②防水性能の向上
定期的にメンテナンスする事で、防水性能を維持し続ければ雨漏りする可能性が減ります。
③屋根材自体の寿命を延ばす
屋根材を保護する事で腐食が防止でき、寿命を延ばす事で屋根の葺き替え工事の時期を遅らせる事ができます。
④抗菌性能の向上
最近の屋根用塗料は抗菌・防藻性能が向上しているので、カビやコケ、藻が発生しずらくなります。
⑤遮熱・断熱性能の向上
遮熱性能、断熱性能に特化した塗料を使う事で、生活を快適にする事ができます。
屋根のメンテナンスのタイミング
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屋根や外壁のメンテナンス時期は、一般的に10年前後と言われています。
では、10年間何もしなくても良いか?と言うと、そう言うわけではありません。
屋根の素材、前回の塗料の耐用年数、天候や立地条件などでメンテナンスのタイミングは変わってきます。屋根の劣化の進み具合は「天候や立地条件」に左右されます。
「日当たりの良い立地」「酸性雨の多い都市部」「塩害の発生する沿岸部」「多雪地域」などの地域は劣化が早い傾向にあるので、屋根の劣化には注意を払いましょう。
屋根材別のメンテナンス時期
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日本瓦
日本瓦は60年の耐久性と言われ、塗装する事もほぼありません。瓦が割れたり、ズレなどのメンテナンスは必要です。また、棟部分に使われている漆喰は10~15年でメンテナンスするべき箇所になります。
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セメント瓦
セメント瓦は表面の塗膜が劣化する事で防水性能が低下します。塗膜の劣化が進行すると、素材のセメントの劣化も早くなり衝撃に弱くなってしまいます。目安としては10~15年でメンテナンスの時期になります。
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スレート瓦
一般的な屋根材であるセメント系スレート瓦(カラーベストやコロニアルなど)は、表面の塗装が劣化するため定期的な塗り替えが必要です。目安としては10~15年でメンテナンスの時期になります。
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ガルバリウム鋼板
金属なので軽く、錆や劣化に強い素材。地域によっては塩害などによって劣化が早まる場合があります。錆に強いですが、錆びないわけではありません。目安としては10~15年でメンテナンスの時期になります。
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屋根材別のメンテナンス時期は、あくまで目安です。先に述べた通り、地域や状況によって劣化の進行は異なるので、定期的な屋根の点検をして劣化がみられるようであればメンテナンスの計画を立てましょう。
塗料の種類
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フッ素樹脂塗料
「非粘着性」「耐薬品性」「耐摩耗性」「耐候性」「難燃性」という、塗料として最高の素質を持った塗料。15~20年でメンテナンスの時期になります。
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シリコン樹脂塗料
耐久性と価格のコストパフォーマンスが良いのがシリコン樹脂塗料。耐久性や耐熱性、耐紫外線にに優れてます。13~15年でメンテナンスの時期になります。
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ウレタン樹脂塗料
塗料の主成分である合成樹脂がウレタン系の塗料で、20年程前には主流の塗料。価格は安いが突出した機能は無く、8~10年でメンテナンスの時期になります。
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アクリル樹脂塗料
現在、リフォームではほぼ使われる事が無くなった塗料。新築で価格を抑える時に使われる事があるようです。5~7年でメンテナンスの時期になります。
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塗料の種類によるメンテナンス時期は、あくまで目安です。先に述べた通り、地域や状況によって劣化の進行は異なるので、定期的な屋根の点検をして劣化がみられるようであればメンテナンスの計画を立てましょう。
当店「クローバーハウス」では、無料にて屋根・外壁診断を行っております。
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